麺や いま村(巣鴨)/鶏白湯と煮干しのWスープのラーメン

ラーメン

JR巣鴨駅南口を出て徒歩2分。2016年11月1日にオープンの【麺や いま村】

「いま村」という名前といい、店構えといい、なんだか和食のお店のような雰囲気を持つラーメン屋さんです。

あらかじめこのお店に入る、と決めて入ったわけではなくこの「濃厚鶏白湯」の提灯に釣られて入りました。夜になるとこの提灯が点灯されて、より和食屋さんっぽい雰囲気になること間違いなしです。

早速ご紹介します。

店内の雰囲気

のれんをくぐって店内に入ると店内はコの字型のカウンターのみの座席。真ん中の空間で女性2人の店員さんがお客さんの世話をしていて、奥の厨房からは男性の声が聞こえてきたのでラーメンは奥の厨房で作っているようです。

真ん中の空間でコの字型のカウンターの雰囲気はお寿司屋さんを思わせるスタイル。そして店内の照明なども含めて居酒屋さんの雰囲気も感じます。

店内には大きく「スープのこだわり」が掲げられています。厳選された鶏ガラを強火で4時間以上煮込むことによって出来る濃厚な鶏白湯に、煮干しの旨みと風味を効かせた鶏煮干しらぁめん。店主が20年以上のラーメン屋の経験を全てつぎ込んで完成した自慢の味とのこと。

ラーメン屋では見慣れない調味料が目に入りました。コショウと楊枝の間に挟まれたこの調味料は「唐辛子酢」だそうで、お好みでお使いくださいとのこと。なんだかオシャレ。

店内の雰囲気や女性の店員さんが中心となって営業されているからか、若い女性のお客さんが多く見受けられ、土地柄のせいか割と海外の方もいらっしゃいました。

そしてあまり見慣れない光景だったのですが、チャーシューをお客さんの前で炙っていました。なんとも言えない香ばしい香りと視覚に訴えかける演出でどんどんお腹が空いてくるのが分かります。

メニュー

店内がいっぱいで入れないときもあり、外にもメニューが出ています。近年、アスリート中心に話題になっているグルテンフリー実践中の方用なのか「米粉麺」の用意もあります。小麦のアレルギーの方は茹で湯なども替えてくれるそうなので注文時にお伝えください、とのこと。

注文は券売機ではなく直接伝えるスタイルで、会計は後会計です。ラーメンの種類は醤油と塩の2種類。どちらもベースは「鶏煮干しらぁめん」です。それぞれ特徴に若干のちがいがあり、

  • 醤油は、濃厚な鶏白湯に、煮干しの旨味と風味を効かせた逸品
  • 塩は、鶏白湯の旨味を引き立てるよう、煮干しの風味を優しく抑えた逸品

となっております。これを読むと醤油の方は鶏白湯と煮干しを前面に出しているのに対して、塩は鶏白湯を前面に出して煮干しを抑えめにしているのが分かります。

ちょっとしたおつまみとお酒やジュースもいくつかご用意があります。

鶏煮干しらぁめん醤油(900円税込)+葱多め(100円税込)

鶏煮干しらぁめん醤油(900円税込)+葱多め(100円税込)

醤油到着。こちらはトッピングで葱多め(100円税込)をお願いしました。オシャレなどんぶりに見るからに濃厚そうなラーメンです。トマトの赤やネギの緑が鮮やかに映えます。他には煮干し系でよく見かける玉ねぎと自慢のチャーシューが入っています。

一緒に運ばれてきたのがこちらの「レモン生姜」と「きのこオイル煮」

「もっと美味しく…」という説明書きに、れんげにちょっと入れて味見をして入れることによって味変が出来るとあります。レモン生姜ときのこのオイル煮というのもちょっと変わっていて洒落てますね。

煮干しが浮いたスープは濃厚な鶏白湯のおかげで煮干し感が少しマイルドになっている印象。そしてトッピングで入っている玉ねぎの甘さもスープに丸みを与えています。

麺は中太ストレート麺。なんとなくお店の雰囲気から勝手に細麺を想像していましたが、予想外に力強い麺。食べ応えのある麺ですが、量は控えめに感じたのでこの辺りも女性に人気の理由かもしれません。

チャーシューは鶏を炭焼きにしたもので炙っているので香ばしく、食感は弾力があってプリプリで美味しいです。

彩りの役割で入っているのかな?と思ったトマトなんですが、これが意外や意外なかなかの存在感を発揮してくれています。煮干しの苦みや濃厚な鶏白湯の中にあって酸味が際立っていて、これは驚かされるトッピングでした。

少し食べ進めたところで味変アイテムを試してみます。まずはきのこのオイル煮。正直これを入れたことでスープに変化があったかと言われると、そこまでの影響は感じませんでした。ただ、単純にきのこのオイル煮が美味しく、スープと一緒にすすると旨み倍増。なんだか得した気分になります。

続いてレモン生姜。これはスープの味が結構変わります。レモンの風味で爽やかに、そして生姜でスープにかなりキレが出ますが、生姜が苦手という方は様子を見ながら入れるか、入れない方が良いと思います。わたしは生姜を入れることによってスープをすっきり飲める印象になりました。

鶏煮干しらぁめん塩(850円税込)+炭焼き鶏チャーシュー(200円税込)

鶏煮干しらぁめん塩(850円税込)炭焼き鶏チャーシュー(200円税込)

そしてこちらが塩。こちらのトッピングは炭焼き鶏チャーシュー(200円税込)をお願いしたので、通常よりもチャーシューが多くなっています。器も替えているのが粋ですね。醤油が煮干し感が見えるグレーっぽい見た目だったのに対して塩はポタージュを思わせるような色。

こちらは説明書きにあった通り、煮干し感は下支え程度で濃厚な鶏白湯が前面に出ています。同じ鶏白湯と煮干しというベースですが、醤油と塩以上の違いを感じる味。これは全く違うラーメン屋といっても差し支えないぐらいの味の変化を見せてくれています。

麺は少しかための印象でコシを感じる食感。濃厚なスープを吸い過ぎないような絶妙な麺です。

麺箱には製麺所の名前ではなくお店の名前が入っていたので自家製麺でしょうか?HPを見た限り麺に対する記載がなかったので確証はないですが、様々な取り組み様を見ていると自家製麺でも不思議ではないお店です。

玉子かけ煮干しご飯(250円税込)

メニューを見ていたらご飯物も力を入れている雰囲気があり、中でも玉子かけご飯の煮干しご飯バージョンが気になったので頼みました。

玉子かけ煮干しご飯(250円税込)

こちらが玉子かけ煮干しご飯(250円税込)です。

まずは煮干しご飯のみで食べてみたんですが、例えるならおかかのおにぎりのような味でこれだけでも十分食べやすく美味しいです。

醤油を少し入れた玉子をかけて食べましたが、玉子のコクの中でも煮干しご飯の存在感は割と感じました。単純に美味くないわけない!というようなご飯で、麺大盛りにするならこれ付けた方が良いなと思わせてくれる完成度です。

まとめ:味は絶品!特に女性におすすめのお店

巣鴨の【麺や いま村】いかがでしたでしょうか?

お店の特徴としては

  • 煮干し感が強めなのは醤油。鶏白湯感が強めなのは塩
  • 麺の量が比較的少なめなので女性に優しい

同じ鶏煮干しらぁめんというベースのラーメンなんですが、醤油と塩でだいぶ違いがあります。醤油は煮干しと鶏白湯がどちらも同じように主張してきますが、塩は煮干しの主張は控えめで鶏白湯が前面に出てきています。なので、煮干し系が好きな方には醤油、煮干しが少し苦手だったり鶏白湯好きには塩がおすすめです。

そして麺の量が比較的少なめに感じるので、この辺りも女性のお客さんが多い要因かと思います。男性には少し物足りない量に感じるかもしれないので、大盛りにするかご飯物を一緒に注文することをおすすめします。

人気のお店なので、行列を避けるにはランチタイムを少しずらしたりするとすんなり入れると思います。どうしても行ける時間混んでて入れない!遠くて行けない!という方には通販もやっているので良かったら覗いてみてください→https://imamuratokyo.thebase.in/

最後まで読んでいただきありがとうございました。

本日もごちそうさまでした!

店舗情報

住所    東京都豊島区巣鴨1-13-3 福沢ビル1F

アクセス  山手線巣鴨駅南口より徒歩2分

営業時間  11:00~22:30 ※最新の営業時間はお店にご確認ください

定休日   不定休

席数    18席(カウンターのみ)

駐車場   なし

HP     http://menyaimamura.site/

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