皆さん蕎麦屋というとどんなイメージがありますか?
- 昔ながらの店構え
- メニューは蕎麦と丼ぐらいでさっと食べて出てくるお店
そんなイメージがあると思います。しかし、まずこの店構えからして一見蕎麦屋に見えないようなちょっとおしゃれな雰囲気が出てますね。一体どんなお店なんでしょうか?
楽しい蕎麦屋=豊富なメニュー
じねんじょ庵の大きなコンセプトとして、この【楽しい蕎麦屋】というのがあげられます。さっと食べてさっと帰るという今までの蕎麦屋とは違い、「蕎麦屋でゆっくりわいわいできる」いわゆる【楽しい蕎麦屋】を目指しているとのこと。
楽しい蕎麦屋ってなんなの?ってことなんですが、ゆっくりわいわいできるように工夫を凝らしているのがメニューです。
従来の蕎麦屋といえば、さっと食べてさっと帰るのが普通ですので蕎麦と丼ぐらいしかないイメージでした。わたしも仕事中、ランチで蕎麦屋行った時なんかは、さっと食べてさっと出て違うお店にお茶しに行くって感じでした。
たいしてここ「じねんじょ庵」は、店名にもなっている自然薯料理はもちろん、ジューシーな野菜焼き串だったりステーキがあったりつまみになる一品料理も豊富です。わたしはランチの時間帯に行ったんですが、ドリンクバーまでありました。(ランチタイムは蕎麦大盛・ご飯お替り無料、平日はドリンクバーがセット)
イメージとしては、蕎麦を中心としたレストランのような。今はコロナ禍で難しいけど、夜になれば美味しいお酒を囲めるんだろうなぁというのが容易に想像できました。
イメージと違う店員さん
わたし今まで結構「蕎麦屋」って行ったんです。仕事で結構年配の方と食事する機会も多くランチで蕎麦屋を利用することが多かったんですね。
今まで自分で蕎麦屋って選択肢が全くなかったんですが、わたしが蕎麦にハマったのはこの仕事上のランチがきっかけでした。
前置きが長くなりましたが、何が言いたいかといえば蕎麦屋のイメージが自分の中にあるんです。ここまで「店構え」「メニュー」で今までの蕎麦屋のイメージと違うものを見せつけられました。
次に店員さんです。
蕎麦屋の店員さんのわたしの勝手なイメージ。
- 昔の家庭のお母さんをイメージさせるような格好の女性が接客担当(調理は男性)
- シンプルな接客。基本的にオーダーと会計のみ
家族経営のお店が結構あったり、下手したら手が空いてたら座ってテレビ見ながらお店やってるとか蕎麦屋あるあるって結構ありますが、大きく2つあげると、この2つかなと。
対して「じねんじょ庵」なんですが、これがなんかオシャレな感じなんです。下手したらワインでも出てくる?っていうような印象。料理の説明やさりげない気遣いも利いていて、なんだかすごく心地よかったです。(従来の蕎麦屋の感じも好きですよ!)
行った時間にはホールの接客に男性がいたんですが(これまた従来の蕎麦屋のイメージとは違う)落ち着いたトーンで、それでいて明るさもあるような絶妙な高級感がある接客をされていました。
肝心の蕎麦はどうなの?
なんだかんだ言ってもお蕎麦屋さんですから、蕎麦がどうなのか、という部分が一番大事ですよね。なんでもやってるお店にありがちな「品数多いけど中途半端で売りが分からない」というジレンマ。果たしてどうなのか?というわけで蕎麦を注文してみました。
メニューに名物と書かれていたので、これが一番のオススメなのかなと思いこれを頼みました。
ハラミも牛タンも食べたかったけど、やっぱはじめてだし蕎麦と、店名になっている自然薯を食べるのが一番だと思いました。
ちなみに蕎麦の説明が店内にありました。
季節によって蕎麦を変えている!これは割と衝撃でした。
ちなみにこの日の蕎麦は「秋田県羽後町産の階上早生(はしかみわせ)」という蕎麦でした。季節ごとに蕎麦を変えているとはかなり本格的な感じですね。
蕎麦の楽しみ方というのもありました。
こういうのがあるって蕎麦に力を入れていて自信を持っているのが伝わってきますね。
早速食べてみました。
きめ細やかな蕎麦です。つけ汁は「蕎麦の楽しみ方」にもあったように濃いめでした。なので、多くて蕎麦の半分ぐらいをつけ汁につけて食べるのがいいですね。少なめのつけ汁なのでベッチョベチョにつけて食べるスタイルだとつけ汁足りなくなります。
肝心の蕎麦も、いわゆるファミリーレストランで食べるような蕎麦とは違って蕎麦自体に味がしっかりあり、かなり美味しかったです。これは確かに蕎麦好きの人は最初つけ汁つけないで風味を味わってみるべきかも。
自然薯の麦とろご飯は、自然薯がかなり粘り気が強く、しょう油をそんなにかけなくても自然薯が美味しいのでいけます。これだけでも毎日食べたいぐらいかも。
こちらが蕎麦湯です。かなり濃い見た目ですね。実際かなりどろっとしたような感じでした。今までこんな蕎麦湯はなかったんでちょっとびっくりしましたが、これはこれでかなり締めにぴったりで健康に良さそうな蕎麦湯でした。
蕎麦職人は?
キッチンらしい所も店内から見える造りになっていたんですが見たところ蕎麦職人っぽい人がいませんでした。
なんだか勝手な感覚として本格的な蕎麦を出すお店にはベテランの蕎麦職人が・・・みたいなのがあったんですが、働いてる店員さんは見たところ皆さん普通のレストランで見かけるような比較的若い方々でした。
蕎麦打ちとかもこの人たちがやってんのかな?とちょっと興味が出ました。
よくよく考えてみればベテランの蕎麦職人さんにも若い時代があったんでしょうけど・・・(笑)
まとめ:こういう入りやすい本格的蕎麦屋が増えたらいい!
結論からいくとかなり本格的なお蕎麦屋さんでした。それが証拠に店内には一人で来ているご年配のお客さんもおりました。
ランチではドリンクバーもやっているのもあり、ママ友のお客さんも来てたりカップルも来てたりと様々な客層を網羅している不思議なお蕎麦屋さんでしたね。
今までのお蕎麦屋さんって、のれんが出ててすりガラスで中の様子は外からはわからなくて・・・という感じでなかなか一見さんが入りにくい雰囲気もあったりもしました。こういった形で本格的な蕎麦に様々な人が触れられるお店というのは非常に素敵だと思いました。
本格的な蕎麦を提供しているのでランチとしては多少お値段かかりますが、蕎麦好きのわたしなんかからすると手軽に本格的な蕎麦が食べられるというのはやはりかなり嬉しいです。また、こういうお店なので蕎麦に興味のない彼氏や彼女も誘いやすいお店なのでは?と思いました。
ちなみにランチの営業時間とディナーの営業時間を分けているので、ディナーの時間帯はメニューが違うようです。ディナーの時間帯にもお邪魔したくなりました。
ごちそうさまでした。また来ます!
店舗情報
住所 東京都練馬区東大泉1-32-6 グレイスコート大泉学園1階
TEL 03-5935-8142
定休日 元日のみ休み
交通手段 西武池袋線 大泉学園駅 徒歩2分
個室 なし
貸切 貸切の受付は不可
禁煙・喫煙 完全禁煙
駐車場 なし
【営業時間】
■LUNCH TIME
(平日)11:00~15:00(LO 14:30)
■DINNER TIME
(月~木)16:30~22:00(LO 21:30)
(金)16:30~23:00(LO 22:30)
(日・祝日)11:00~22:00(LO 21:30)
(土・祝前日)11:00~23:00(LO 22:30)
※最新の営業時間はお店にご確認ください。
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