外観からはちょっと蕎麦屋だとはわかりにくい洒落た造りのこのお店は池袋駅から徒歩6分。TOHOシネマズ池袋の目の前にある【そば うどん ならや】です。
この看板は年季を感じますが
こちらなんかは一流ホテルの雰囲気を感じます。しかしよく見ると
十割蕎麦 鴨料理 ならや の文字が。れっきとしたお蕎麦屋さんのようです。
面白そうなお店なので、本日のランチはここですることにしました。すると、まさかのラーメンに出会ったのでご紹介しちゃいます!
蕎麦屋新時代到来
こちらのお店は創業が1985年。表にある木の看板はその当時からの物でしょうか。ただ老舗感を感じるのは木の看板のみで、あとはホテルを思わせるオシャレな造りになっていました。
この理由は、というと2011年から幅広いお客様が過ごしやすいお店を目指し、少しずつ改装を続けて昨年リニューアルが完成したとのこと。そこからお客さんの層が増えたとのことですが、実際わたしが訪れた際も若いカップルのお客さんも来ていたりしました。
昔ながらのお蕎麦屋さんも良いですが、確かにこういった工夫をすることで若者も入りやすいお店に様変わりしますね!
メニュー
店外に出ているこのメニューだけを見ると普通のお蕎麦屋さんですね。
十割蕎麦と鴨料理が売りのようなので、こちらが一番の看板メニューかと思います。
蕎麦は茨城県産の常陸秋そばを中心に季節により栃木県産の在来種を使用とのこと。夏の新そばの季節には、栃木県産や埼玉県産のきたわせ種などを独自にブレンドし、ひび目をこらして蕎麦にしているようです。
蕎麦の良さは季節によって味わいが違うのが面白いですね。
定番の天せいろもあります。
んっ⁉
鴨中華そば!ということはラーメン⁉
これは面白いです。お蕎麦屋さんでラーメンに出会うとは思いませんでした。
ちなみにこだわりの鴨は、メニューにも記載がある通り茨城県産の西崎ファームの無投薬で放し飼いの鴨を一度も冷凍せずに調理。貴重な合鴨を各部位に分けて真空にして、徹底した温度管理の氷温庫にてウェットの熟成をしている、とのこと。
麺は、同じく池袋にお店を構える【塩そば専門店 桑ばら】の特注麺を使用。麺を提供してくれるとはよほど関係性が深いお店同士なのでしょうか。
その他の蕎麦のバリエーションとご飯物。
ちなみに日替わりの限定蕎麦もありました。こういうのは常連客には嬉しいですね。
やはり蕎麦屋といえばお酒も欠かせないです。ここの「メガネ専用」というお酒はどんなお酒なのか気になりますね。
お酒のつまみになるような一品料理も豊富です。
店内は基本蕎麦屋の造りですが、こういった黒板やインテリアがちょっとしたカフェ風になっていたりBGMもカフェ風で、このあたりも近代的な印象です。
鴨中華そば(1,200円税込)
やはりどうしても、お蕎麦屋さんのラーメンが食べてみたい!と思い注文しちゃいました!
こだわりの鴨とマッシュルームがふんだんに使われています。
適度に油が見えるこのスープはなんと蕎麦のつゆでした!なるほど蕎麦とラーメンの異次元のコラボレーションです。
味は少し濃いめ蕎麦つゆといった感じ。全部飲み干すにはちょっと辛いかな、という印象。
麺は完全に中華麺です。蕎麦のつゆに中華麺は果たして合うのかという部分なんですが、意外や意外ありです。中華麺を口に入れた瞬間に、酸味を感じこれがなんとも言えない風味で食欲をそそります。蕎麦のつゆに中華麺を合わせると酸味を生むという化学変化が生じるのでしょうか?
なんだか麺の良さが引き立っていて蕎麦とは違う良さがあり、これはこれでありです。
鴨とマッシュルームは思っていたよりたっぷり入っています。鴨は歯応え抜群であっさりしていてとてもヘルシーです。マッシュルームは見ていただいても分かる通りかなり大ぶりで食べ応え抜群!和洋折衷とはこのことか。
きっとこのラーメンも色んなお客さんに喜んでもらえるように、とのことで考えられたメニューだと思います。やはり若者は蕎麦だと物足りなく感じたりしますからね。
白海老と特大椎茸のかき揚げ温蕎麦(1,300円税込)
ちなみにこの日の限定蕎麦がこちら。
蕎麦と天ぷらは別で提供されるので、蕎麦に入れるも良し塩で天ぷら単体でいただくも良しです。
こちらは中華そばと違い油は見受けられません。
蕎麦は写真で見るよりだいぶ太く見えました。温かい蕎麦だからか日によって違うのか定かではありませんでしたが、あまり見かけることのない太さだったので新鮮。
味は、さすが十割蕎麦といった感じで蕎麦の風味が存分に感じられます。美味い。
こちらが白海老と特大椎茸の天ぷら。椎茸は大きくて天ぷらになることで風味が閉じ込められている印象で美味い。
白海老はプリプリしていていくつも食べたくなるほど美味い。なんだかカラッと揚がっているのでつゆにつけるのがもったいなくて塩で食べました。
まとめ:老若男女に愛されるお蕎麦屋さん
お蕎麦屋さんと言えば客層の多くを占めるのは年配のお客さんといったイメージですが、【そば うどん ならや】は企業努力によって今までの文化に新しい風を吹かせようとしているのを感じました。
もちろん創業当時を知る人や、常連のお客さんの反対が少なからずあったことは想像に難くないですが、変革に挑戦をし、実際に若いお客さんが入って賑わっているので大成功だったのではないでしょうか。
これからも色々な変革に挑戦していくお店なんだろうと思いますので、中華そばのような変化球メニューにも期待できそうで今後も目が離せません。
美味かったです!また、折を見て訪問したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
本日もごちそうさまでした!
店舗情報
住所 東京都豊島区東池袋1-17-11 パークハイツ池袋1F
アクセス 各線池袋駅東口より徒歩6分
TEL 03-3984-6705
営業時間 【水木金】11:00~14:45、17:00~21:00 【火土日祝】11:00~14:45 ※最新の営業時間はお店にご確認ください
定休日 月曜日
席数 16席(テーブル12席、カウンター4席)
予約可否 土日祝の昼を除き予約可
貸切 可
駐車場 なし(近くに有料駐車場多数あり)
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