【むぎとオリーブ】日本橋店/至極のトリプルスープのラーメン

ラーメン

店名と雰囲気がちょっとオシャレな【むぎとオリーブ】

とにかく店名に惹かれて行ってみたいな、と思い遂に行ってまいりました。ラーメンなのにむぎ?オリーブ?その疑問を晴らしてきました。

こだわりぬいた食材

この【むぎとオリーブ】は食材の産地と素材にこだわりぬいているというのを自負しております。

お店の外にもこんなPOPが。

店内のメニューにも。これは相当こだわりを持って作りこまれたラーメンを予感させます。

メニュー

メニューもやや変わっています。

鶏、蛤、煮干しをメインに据えています。蛤と鶏は単品でありますが、煮干しはいわゆるトリプルスープのみで単品での提供はしていないです。

説明文にもありますが、鶏と蛤、それぞれ具材が載っているだけではなくベースの出汁を変えています。念のため引用しておきます。

鶏SOBA

鳥取県大山鶏を大量に使い、6時間以上じっくり煮込んだ「雑味の無い深いコク」と「キレの黄金スープ」です。味の決め手の醤油は埼玉、群馬、香川の老舗醤油メーカーのこだわり醤油を最適にブレンドした完全オリジナルの味わいです。

蛤SOBA

蛤の名産地、三重県桑名から毎日直送した蛤100%の贅沢なスープです。最近注目の「アニマルオフ」という魚介100%のスープは特に女性に熱烈な支持を頂いています。また、疲れた肝臓に効果のある蛤パワーは特にお酒を呑む男性に大人気です。

トリプルSOBA

鶏・蛤・平子煮干しの三種類の出汁を最適にブレンドした、贅沢な味わいが自慢のスープです。産地と素材にとことんこだわりました。

醤油のみでベースの出汁を変えてバリエーションを増やすのは面白い発想ですね。しかもそれを片手間でバリエーションのみ増やしているわけではなく、それぞれ産地や素材にとことんこだわっているというのが、どれを選んでも手間暇かかったラーメンという印象です。

特製SOBAもメニューにあるんですが、この特製についての説明が見当たらなかったので、どんなのだろう?と気になり、特製のトリプルSOBAを注文することにしました。

特製トリプルSOBA(1,300円税込)

と、その前にテーブル備え付けの調味料のご紹介。

シンプルな塩、コショウの他に店名にもなっている「オリーブ」があります。お店ではエシャロットオリーブオイルという名前です。これを食べている途中で投入することを推奨しています。

美しい!最近はネットが普及したせいもあって、見た目を重視するラーメン屋が増えたような気がします。やっぱりインスタ映えするお店は行ってみたくなりますもんね。

具だくさんなのと、ちょっとこの時点で感じたのはスープに対して麺の量が少なめです。この状態で麺がこれだけ顔を出してますからね。これも、もしかしたらインスタ映えの観点なのかな?麺が見えた方が映えますからね。

そして、特製ってなんなのかな?と思ったら店員さんが『特製の具材ただいまお持ちいたします』とのことで待っていたら

こちらが来ました。たまご以外は元々入ってる具材がダブルになるって感じです。なので特製は具材をもっと食べたい人用ですね。

これが全部投入した状態です。だいぶお祭り感が出ています。

チャーシューは薄切りの豚と鶏です。豚のチャーシューは生ハムのような感覚なのかなと思っていたんですが、しばらくスープにつけていると

スープの熱で変色しました。これは生に近い感覚で食すも良し、十分にスープに浸して火を通した状態で食すも良し、といったところでしょうか。薄切りなので、割とあっさり色が変わります。

たまごです。この系統のラーメンにはやっぱたまご欲しいって方は特製をご注文ください。

もりだくさんな具材に隠れていましたが下の方からこんなに大きな穂先メンマが登場しました。

スープは思ったより油が出ていますね。これは鶏の出汁から出ているものでしょうか。味は醤油の味が強いです。割と濃い味。ただその中にあって、鶏の甘みと蛤の海鮮の風味がぶわ~っとやってくる奥行きのあるスープでした。正直、煮干し感はほぼないです。煮干し系ラーメンって根強いファンも多い一方、苦手な人も結構いるので、そういう意味では煮干しに抵抗感じてる方も全然心配ない万人受けするスープに仕上がっています。

麺はストレートの中細麺。食感が少し固め。そして何より印象的だったのが小麦感が強いです!これだけ小麦感を感じる麺ってあんまり経験ないかも。こちらの麺は京都の「麺屋棣鄂(めんやていがく)」と共同開発のオリジナル麺を使用しています。小麦粉は北海道産を中心になんと20種類調合されているそうです。

割とスープを吸いやすい印象で、それが余計にスープの味が絡んで小麦感と共に素敵なハーモニーを奏でています。

エシャロットオリーブオイルで味変

食べ進めていったところで、お店の推奨するエシャロットオリーブオイルを投入してみます。

ラーメンにごま油とかはまだあるんですが、オリーブオイルというのはなかなか画期的です。

入れてみた結果としては、そこまで味に劇的な変化はありません。もちろん入れる量によってかなり違うと思いますが、味としては醬油感が強かったのが和らぎました。エシャロットオリーブオイルなのでたまねぎの甘さが影響しているかもしれません。ただ鼻に抜ける風味はだいぶナポリ感が出ます。これは女性好きかも。パスタの風味に近くなります。

番外編:TKG(たまごかけごはん)

なんだか恒例になってきた感がありますが、ここにもあったので頼んじゃいましたTKG!ラーメンしか興味ない方はぜひ読み飛ばしちゃってください。

ここのはごはんの上に塩昆布が乗っています。そして醤油は「たまごかけ醤油」の鰹!

たまごは、兵庫のブランド卵「日本一こだわり卵」を使用しています。何がこだわりなのかと言えば、鶏の体調管理のために天然のエサにパプリカを加えた結果、鮮やかなオレンジ色の黄身をしています。そして鶏の日齢と鮮度にとにかくこだわっているので、ぷりぷりの白身に、爪楊枝を何本も刺しても崩れないほどの黄身です。

食べた感覚としては、たまごはそこまで濃厚な印象はなかったです。というのも醤油の鰹の存在感がすごくてほぼ主役感でした。よりたまごを感じたい方はこの「たまごかけ醤油」はホント少量の使用が良いかもしれません。

ちなみにこちらのたまごかけごはんは、トマトキーマカレーと共に10:00~16:00の時間帯に限りラーメン+200円で注文できます。

まとめ:小麦感の強烈さとアレンジできる味

一番印象的だったのは麺の小麦感です。これは確かに店名に「むぎ」が入っているのも頷けます。そしてもうひとつ、店名になっている「オリーブ」でスープの味変ができるのも大きな特徴。その他にも、特製の具材が別で運ばれてきて自分で好きなように食べられたり、豚のチャーシューのロースト加減も自分で調整できるので、色々と趣向が面白いお店でした。

今回わたしが訪問したのは日本橋にあるコレド室町2の中にある店舗でしたが、銀座とさいたま新都心にもありますので近くにお立ち寄りの際はぜひ新感覚のラーメンを味わってみてください。

本日もごちそうさまでした!

店舗情報

住所    東京都中央区日本橋室町2-3-1 コレド室町2 B1F

アクセス  地下鉄三越前徒歩2分

TEL     03-6225-2705

営業時間  10:00~21:00 ※最新の営業時間はお店にご確認ください

定休日   不定休(コレド室町2に準ずる)

席数    34席

喫煙禁煙  全席禁煙

駐車場   なし

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